人間社会はどこまで成熟し、安全で格差のない清き国。

しかし、いつの世も異端の者は存在するもので、 彼らは 【障害】 と呼ばれ、日々疎まれて生きている。 国に生きるものであっても国民ではない。

アイ・スター・アイセス。 幼き頃からチャリティー芸人団体に所属していた少女。 誰よりも人を愛し、人の暖かさの中で一生を過ごせることを疑うことはなかった。 だが彼女は ある日気づいてしまった。 血の流れぬこの社会のなかで 自分の体が血を欲していることに。

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